イケモトの日々是設計
2020/10/30
上棟について
上棟当日、上棟式というものを行います。
お餅を拾う側としてお餅投げに参加されたことがある方はいらっしゃると思いますが、上棟式自体に参加されたことのある方は少ないかもしれません。
上棟式では地鎮祭と異なり、神主さんはいらっしゃいません。
式は棟梁が執り行ないます。
組みあがったばかりのお家の中に「梵天(ぼんてん)」という飾りをお祀りし、酒・塩・米を用いて安全祈願を行います。
式自体のやり方は棟梁によって異なるようです。
上棟の日程が近づくとカーサより上棟当日のスケジュールと持ち物をお伝えします。
米(1合)・粗塩(一握り)・5円玉(12枚)といったものをご持参頂きます。
5円玉はお供え物として「梵天」にくくり付けられます。
枚数が12枚なのは、「十二分にご縁があるように」とか、一年が十二か月だから」とか、「昔の方位は十二方位だったから」など諸説あるようです。
上棟でのお餅投げは「散餅銭の儀」といい、災いをはらうと同時に福を分け与えるという意味があるようです。
この時に撒かれた餅を焼いて食べることは火事に繋がると言われるため、絶対に焼いて食べてはいけないそうです。
お餅投げの際に一緒に撒くお菓子も「焼」の字が入っているものを避けるように言われることが多いです。(うまい棒たこ焼き味など)
カーサのスタッフはお客様の地鎮祭や上棟式に参加させて頂くことが多いため、そのたびに福を分けて頂いているような気持ちになります。
一緒に参加させて頂いていることに感謝しつつ、安全に工事が行えるよう気を引き締めてまいります。