2020/12/18
お家の窓、結露してますか?
自宅の築30年賃貸マンション、北側の出窓が毎年結露祭りになります。
はなからカビる前提の確信犯だったのか、窓枠はもともとこげ茶に塗られてカビが生えているのかも分からず・・・
暖かい家の設計をしている者が、環境の悪い家に住んでいるなんてけしからん!そんなヤツにうちの設計が任せられるか!といったお叱りの声が聞こえて来そうです。
嫌なイメージの結露ですが、実は結露を起こさないようにする方法があります。
①空気を冷やさない
②水蒸気の量を少なくする
これだけで結露は発生しなくなるんです。
それだけでいいの?と思われるかもしれませんが、実際のところはこの2つを満足させるのがなかなか難しいんです。
これからお家を計画される方は
・断熱性能の高い窓を使う・・・結露と言えば窓。窓と言えば結露。断熱性能の高い窓は室温の低下も防ぎながら結露のリスクも減らします。
少なくともこの1点は必ず守って頂きたいです。
生活の工夫で対応できる部分もあります。(一定以上の気密性が保たれていないお家の場合は条件が少し異なります。)
・水蒸気を発生させるような暖房器具を使わない・・・石油ファンヒーター等、燃焼する際に水蒸気を発生させてしまう暖房器具は使用禁止です。
灯油ストーブの上にやかん、なんてもってのほかです!
・換気扇のお掃除は定期的に・・・換気扇を動かすことで、お部屋の中の水蒸気を排出します。
何を隠そう私もこの仕事を始めるまで、お風呂の換気扇の掃除なんてしたことがなかったです。
5年放置されたお風呂換気扇、おそらく全然換気してないですよ!
気密性の高いお家の場合は要注意です。
・外の湿度が高いのに、窓を開けない・・・窓を開けるのは、基本的に室内の空気よりも外の空気のほうが良い状態の時だけです。
窓を開けて湿気を招き入れていませんか?
・寒い部屋で閉め切って室内物干しをしない・・・寒い部屋(窓や壁の温度が低い部屋)は結露のリスクが高くなります。
浴室やトイレの換気扇のお掃除方法がわからない、とお困りの場合はご連絡下さい。
リクエストが集まればリモートにてメンテナンス教室を開催します。
快適なお住まいで年末をお迎え下さい。
イケモト