リノベ現場は暑い日々が続いておりますが、前回に引き続き基礎工事のお話です。

今回は読んでいる間に眠たくなってしまいそうな、少し専門的なお話です(+_+)zzz

 

お家の基礎って何で出来ているか、ご存じでしょうか？

通常基礎は「コンクリート」と「鉄筋」という２つの材料で出来ています。

コンクリートは押しつぶされる力には強いですが、引っ張られる力に弱く、そのため引っ張りに強い鉄筋と併せて使われることで、強い基礎が完成します。

また通常のべた基礎は、「スラブ（コンクリートの床）」と「立上り」で出来ています。

 

現状の基礎は「鉄筋の入っていない」立ち上がりがあるだけなので、

• 新たにスラブ（コンクリートの床）を作る
• 鉄筋の入っていない基礎を補強する

という工事を行います。

 

そのため①「新たに設置するスラブの鉄筋」は、ほかの部分の鉄筋につながっていないと、その部分で基礎が壊れてしまう可能性があります。そのため古い基礎に穴を開け鉄筋を貫通させ、貫通させた鉄筋を反対側で繋げて、そのために鉄筋をこんな形で曲げて、普段とは比べ物にならないような複雑な仕事となりました。。。

次に②の基礎の立ち上がり補強に関しては、古い基礎を挟むように補強の新しい基礎を作りました。鉄筋をくるむようにぐるりと鉄筋を配置し、もともとの基礎を芯とした大きな梁のような立上りを作りました・・・・・簡単に言うと、通常の新築の場合の基礎よりも強い基礎ができました！

    

かなりの大工事でしたが基礎が完成し、いよいよこれから木工事、大工さんの出番です！  イケモト