もともとの古い基礎を壊さず、新しい基礎でくるむという複雑な基礎が完成して、雨が入らないように屋根を塞ぐ工事からスタートです。

 

ところがここで最大のピンチが！

 

当初の予定としてはもともとの屋根の骨組みをそのまま生かして工事を進める予定でした。しかし元の骨組みの歪みが大きく、骨組みのピッチもまちまち、屋根の仕上げもうまくいかない可能性が高そうだという話に。。。

よくない可能性があるとわかった以上、進められないのがカーサ。

急遽屋根の骨組みから作り変えることになりました。

 

解体して確認しなければ分からないことの多いリフォーム工事とはいえ、想定外の大誤算です。

 

屋根の骨組み（垂木）も、一般的な住宅で使用される大きさの木材ではありませんでした。そのため流通材を使用することができず、大工さんが一本ずつ加工して仕上げます。

 

大工さんには加工場に籠って頂き、必要な材料を準備して頂きました。

そしてこのあたりから、私が現場に行く回数が急激に増えていきます。

 

雨が降りそうだと連絡を受ければブルーシートを掛けに走り、

作業の人手が足りないと言われれば大工さんと一緒に屋根に上がり工事を手伝い、

屋根に材料を荷揚げするのを手伝ってほしいと言われてまた現場に向かい、

普段と勝手の違う屋根をあーだこーだと大工さんと悩みながら作っていきます。

 

…あれ、私は設計担当のはずでは？？そういえば最近全然図面を描いていない。。。笑

 

現場の大工さんも、カーサもみんなで協力しながら、何とか屋根工事は進んで行くのでした。　　　イケモト