突然ですが、新たに冷暖房を計画する場合どんな設備を選びますか？

 

一般的な冷暖房方法は、“各部屋にエアコンを設ける”という方法ではないでしょうか？

 

でも、二階に設けた3畳の書斎は？二階のホールを広めに作ったセカンドリビングは？

 

などなど、エアコンってここにもつけるの？と迷うことが多いです。

 

またリフォーム工事では多くの場合単純な設備の付け替えになることが多いですが、今回のような大掛かりなリノベーションの場合、根幹からやり替えることも可能になります。

 

今回の工事で完成時に設置したエアコンは1台のみ。1台のエアコンで延べ60坪ほどの空間を冷房しています。

 

しかも使用したのは特殊なエアコンではありません。

 

エアコン本体を二階の天井裏に設置し、エアコンから各室にダクトを伸ばしています。ダクトを通じて冷気が流れ、そのうちの数本は吹抜に面したホールに配管されています。

 

今回の間取りには大きな吹抜けがあるため、冷たい空気は吹き抜けを通って一階に降りていきお家全体で温度ムラのない住環境を実現しています。

　　

ここまでの話はいい事ずくめのように聞こえますが・・・カンのいい読者の　皆さまは気が付かれているかもしれません。そうなんです、今回の設備では、一階まで同時に暖房する事はできません。(冬場の暖房は薪ストーブを使います💦　)

 

リノベーションの物件でも、エアコン1台運用を可能にした、断熱気密工事を褒めてほしい！！というお話でした。。。がんばったんですよぅ。。。　　　イケモト