2020/10/13
カーサの家の快適さの秘密②
少しずつ太陽高度が下がり、日の差す時間が短くなってきました。
快適なお家づくりには、日の光のコントロールが大切になります。
前回断熱性や気密性のお話をしましたが、カーサが考える快適なすまいづくりにはあと一つ重要な要素があります。
それは日当たりのコントロールです。
矛盾するようですが、夏に陽を入れず冬にたくさんの陽の光を取り込む日照コントロールができて初めて快適なすまいが作れるようになります。
カーサでは間取りを考える時にまわりのお家がどのような形でどれくらいの高さなのかを考えながら、太陽の光の動きをシュミレーションして設計しています。
もし周辺が空き地だったり、平屋の低い建物の場合、将来的に2階建てのお家が建つ可能性があります。太陽の動きを考えるときには2階建て以上の建物が建った想定で行います。
敷地のどの位置に建物を建てるのが良いのか、どこにどんな形状の窓を開ければ日が入りやすいか、屋根のサイズを大きくした場合に夏場の光をどれくらい防ぐことができるのか。
またその場合冬場の光がどれくらい入りづらくなるのかといった検討を行います。
寝室には朝日が入るようにしたい、リビングに西日が入らないようにしたい、などのご要望にも対応して検討することが可能です。
大きな窓から光が入れば、下手な暖房器具よりもよっぽど大きな暖房となります。また夏場は避けたい西日も、冬には貴重な熱源になってくれます。断熱・気密性の高い住宅であれば、夏場に日が入らなければとっても快適な空間になってくれます。
エアコンなどの空調が悪だというわけではなく、暖房機器を使う際にも小さなエネルギーで快適な空間をつくるために、パッシブの考え方が大切になります。
こんなはずじゃなかった!となる前に、ぜひご相談ください。
イケモト