イケモトの日々是設計
2022/03/30
カーサのリノベーション奮闘記1
カーサ池本はかつてない大きな仕事に立ち向かっております。
地元の大工さんが腕を振るった、築50年のお家のフルリノベーション工事をさせて頂くことになりました。
瓦を降ろし、外壁を撤去し、柱と梁のみの状態に解体してから行う大規模リフォーム工事となります。およそ80坪ほどの和室の続き間のお家ですが、もともとの材料の雰囲気を生かしつつ、間取りや雰囲気をガラッと変えながら生まれ変わらせていくという、とてもわくわくする工事です。
とはいえ、工事に先立ち行った現場調査の時点ですでにプレッシャーで胃が痛くなりそうです。
小屋裏には10m超の大梁が掛かり、その上に2段、3段と大きな梁が掛けられています。特に梁の腐食や大きな雨漏りの跡もなく、そのまま梁を使うことができそうです。
一番太い柱で7寸(およそ21センチ)と、通常使用する柱の倍のサイズとなっています。
床下に潜ってみると、丸太の土台の間から土が見えています。基礎の鉄筋を確認してみたのですが、鉄筋が・・・・ない。(厳密には少しだけ鉄筋が入っていましたが)
また、建物の土台や柱が基礎の上に乗っかっているだけで、固定されていません。
しかしこんなことは想定の範囲内!!床下は大きな腐食が無かったので一安心です。
束は石の上に建てられています
最大部分で5段の梁組みです
現地に出張所を作る?泊りがけで作業できる小屋を置く?しばらく現場に単身赴任か?と冗談のような冗談でないような話をしつつ、現場作業はスタートして行きました。 イケモト