2023/09/26
リノベーション奮闘記 ~C値0.7までの道~
カーサの新築のお家の場合はC値(C値についての詳しい説明は省きますが、数値が小さいほど隙間が少ない建物となります)を0.5以下に抑えていますが、
今回のようなリノベーションの工事の場合、もともとの建物に隙間がたくさんあることが多いです。
そのため隙間を少なくするための作業は新築に比べて格段に難しくなります。
せっかく断熱工事を行うのに、隙間だらけでは快適なお家を作ることができません。
はたしてどこまで隙間を少なくすることができるのやらと不安に感じつつもあらゆる隙間をテープやコーキングで塞いでいきます。
大工さんの作業が終わった後も夜な夜なテープを携えて、なまはげのごとく「隙間はねぇーがー」と現場を歩きまわります。
外から、屋根裏から、床下から、あらゆるところに体をねじ込んで、気が付いた隙間をどんどん塞いでいきます。
いやー、やり切った!頑張りました。
これで気密測定も乗り切れそうです!と思った矢先。ふと屋根の軒先の部分が目に留まります。
その部分は先日までお手伝いで来てくれていた職人さんが気密作業をしてくれていました。気密処理した部分は断熱の吹きこぼれ防止のためにダンボールが張り付けてあるため見えなくなっています。
念のため念のためと一か所だけダンボールを外して気密の状況を確認してみると
いやめっちゃ隙間あるやん!!
このままでは翌週の気密測定をクリアできないのは目に見えています。この日からダンボール取る→隙間埋める→ダンボール戻すという想定外の作業が始まりました。
リフォーム現場の作業はいつも突然です。
もうなにも考えず、一心不乱に気密。気密。気密。
頑張った甲斐もあり、想定以上の好成績で気密測定をクリアすることができました。めでたしめでたし。 イケモト