2023/11/26
リノベーション奮闘記 ~断熱工事~
カーサの家の真骨頂、断熱工事。
暖かく省エネルギーな住まいを実現するために、リノベーション工事といえども手を抜きません。今回のリノベーション工事では屋根・壁・床下など、部位によって複数の断熱材を使い分け、
結果的には5種の断熱材を使用することになりました。。。
吹付断熱・・・①アクアフォーム
現場にて吹き付けた基材が発泡・硬化し、スポンジ状の断熱材に変化します。
厚さ調整がしやすく、細かな隙間まで断熱材を行きわたらせることができるためリフォーム工事で重宝します。ただしウレタン系の断熱材は遮音性が低いという弱点があります。
今回は屋根の室内側と、床下に使用します。
木質系断熱材(固形)・・・②エコボード、③ウッドファイバー
断熱性が比較的高く、熱容量が大きいため熱の伝わりをゆっくりにしてくれるというメリットがあります。遮音性能も抜群です。ただし板状に加工された断熱材のため、形状が合わない場合は使用できません。屋根の付加断熱と、壁の一部に使用しています。
木質系断熱材(吹き込み)・・・④セルロースファイバー
セルロースファイバーは断熱性が比較的高く、遮音性能も高い断熱材です。吹き込みで施工する断熱材のため、細かな隙間まで施工することが可能です。断熱材が崩れないように、シートを張ってその中に吹き込みます。全体的な壁の断熱材として使用しています。
ポリスチレンフォーム・・・⑤スタイロフォーム
水を吸収しにくく、比較的硬い断熱材です。
その性質を利用して、基礎の断熱材として使用しています。
元々はこんなにたくさんの種類を使うはずじゃなかったんです。。。
建物の構造が本当に複雑だったため、必要な性能を確保するために結果的にはこれだけの断熱材を使い分ける必要がありました。
通常の新築工事で使用する断熱材とは異なるということもあり、基本的にはすべての断熱材の詰まり具合の確認と、問題があった場合の対応を行いました。
気密工事に続いて、私はカーサスタッフなのか?職人なのか? ‥ですが悩んでいる暇はありません。完成に向けて工事を進めていきますっ!イケモト