2021/04/01
私立高校の授業料が、実質0円に!【ゲストブログ】
【ゲストブログ】
FPすいちゃんの「知っトクな、ワンポイントマネー講座」
~高等学校等就学支援金制度~
みなさん、こんにちは!
カーサさんでこれからちょくちょく顔を出させてもらう、FPのすいちゃんです!
お金で得する情報をどんどんお伝えしていきますね♪
私立高校の授業料が、実質0円に!
2020年4月から、高等学校等集合支援制度が大幅に改正されました。
この制度は、高校等に通う生徒の授業料を国が支給してくれる制度で、現在全国の約80%の高校生等が利用しています。
この制度の適用を受けるには、世帯の所得要件を満たす必要があります。
それは、以下の通りです。
●現行制度
<公立高校の生徒の場合>
世帯年収 約910万円未満なら。。。
年間授業料にあたる年額118,800円が支給
<私立高校の生徒の場合>
世帯年収 約590万円未満なら。。。
年額178,200円~297,000円の範囲で支給
世帯年収 約590万円超なら。。。
年額118,000円を支給(差額の授業料は自己負担)
☆私立の年間平均授業料は約40万円なので、その差額が自己負担となる
*上記要件は両親・高校生・中学生の4人家族の場合です。
所得の上限額は家族構成によって異なります。
●改正後
<私立高校の生徒の支給額が変更>*公立は変更ありません。
590万円未満の世帯 → 支給額が私立の平均授業料水準に引き上げ
つまり、授業料負担が実質0円になる!
なお、無償化となるのは授業料のみで、教材費や部活動費、修学旅行費といったその他の費用は、これまでと同様に必要です。
とはいえ、家計が厳しい中で子供の教育費用が大きく削減できることには間違いありません!
経済的な理由で進学を諦めざるをえなかった子どもにも、進路の選択肢が増えることになります!
シングルママ家庭でも、私立高校の選択肢が見えてくる、そんな今回の改正は、子育て世代にには嬉しいだけでなく、子供たちの笑顔が増えそうです。
FPすいちゃん